(Sn) 錫めっき
- 特性 : スズめっきは、電子部品の製造に広く使用されています。このめっき層は、組立工程におけるはんだ付け性を大幅に向上させる特長があります。
- 用途 : スズは柔らかく、展延性があり、銀白色の結晶を持つ金属です。融点は約232℃(450°F)であり、これは鉛(327.5℃)に近いため、鉛の代替として使用されることがあります。特に、スズ・銀・銅の合金(M705)として用いられるほか、他の金属の防錆や劣化防止のためのコーティングにも活用されています。
- METEKによるめっき事例 : スズめっきは、電子部品の製造前の基材(プレス加工前の材料)に施すことが可能です。また、小型部品のめっきにはバレルめっきやラックめっきを用いることができ、コネクター、チップ、コミュテーターなどの部品に適用されます。さらに、半導体部品(ICやLSIなど)に対しても、全面めっきや部分めっきが可能です。
- 豆知識 : スズは古代文明の時代から人類に利用されてきた金属であり、道具や装飾品の製造に用いられてきました。代表的な用途としては、青銅(スズと銅の合金)やはんだ材料が挙げられます。
(Ag) 銀めっき
- 特性 : 銀は、金属の中で最も優れた導電性を持つため、電子部品に広く使用されています。特に、可視光のほぼ100%を反射する特性を持つため、高い反射効率が求められる用途に適しています。
- 用途 : 銀めっきは、装飾目的(アクセサリーや食器類の表面コーティング)、電子部品(コネクター、プリント基板、LEDパッケージ、金属ケース)医療機器、光学機器などに幅広く使用されます。
- METEKによるめっき事例 : METEKでは、用途に応じたさまざまな銀めっきの色調を提供しています。熱ヒューズ、電気接点、半導体 電子部品への全面めっきも可能で、それぞれの特性に応じた最適な処理を行います。
- 豆知識 : 同じ銀めっきであっても、光沢、反射率、硬度などの特性は、めっき方法やめっき液に含まれる成分によって異なります。用途に応じて適切な処理を選択することが重要です。
(Cu) 銅めっき
- 特性 : 銅は装飾用途にはあまり使用されません銅は酸化や汚れによって変色しやすく、暗い色調になりやすいためです。しかし、銅は電子分野において非常に重要な金属で優れた電気伝導性と熱伝導性を持ち、私たちが日常的に使用する電気機器にも多く採用されています。また、適度な拡散性、強度、耐食性も備えており、多様な用途で利用されています。
- 用途 : 銅めっきは、他の金属をめっきする前の下地めっき、プリント基板のめっき、銅板の製造などに使用されます。
- METEKによるめっき事例 : METEKでは、電子部品のプレス加工前の素材(素板)への銅めっきを提供しています。銅めっきは、他の金属の下地として使用されるだけでなく、最終的な表面処理としても適用できます。
- 豆知識 : 鉄や他の金属の表面に銅めっきを施すことで、金属の導電性を向上させるだけでなく、異なる材料の層間を隔離し上層のめっきとの密着性を向上させる役割も果たします。
(Ni) ニッケルめっき
- 特性 : ニッケルは優れた耐食性を持ち、硬くて粘り強い金属です。電気めっきと無電解めっきの両方が可能で、さまざまな金属に直接密着できるため、多用途に使用されています。ニッケルめっきには多くの種類があり、耐食性、硬度、外観など、目的に応じた特性を持たせることができます。仕上げの種類としては、光沢ニッケル、半光沢ニッケル、つや消しニッケルなどがあり、MKTではこれらの色調に対応しています。
- 用途 : ニッケルめっきは、電子部品(接点や端子など)への金属拡散を防ぐ下地めっきとして使用されます。また、摺動部品のめっきとして、耐熱性や耐摩耗性を向上させる目的でも利用されます。
- METEKによるめっき事例 : METEKでは、さまざまな材料へのニッケルめっきを提供しており、電極、リレー部品などへのめっき加工も可能です。
- 豆知識 : ニッケルは希少金属の一つであり、現在はめっき産業において広く使用されることは少なくなっています。ニッケルは充電式バッテリーの重要な材料であり、 電子機器や電気自動車などに広く利用されています。
その他めっき加工
当社は、パラジウム(Pd)、金(Au)、無電解ニッケルめっき(EN)など、各種めっき加工の豊富な実績と経験を有しています。
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